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Focus Interview Case#2 Mathilde (France)

パリの某PR会社に勤め、東京にも拠点があるジョエル・ロブションのPRを手がけたマチルダ。2016年3月、30歳になる目前に、パートナーと日本中旅行する目的で1年間ワーキングホリデーを取得し来日。日本中を旅行する中、彼女が見てきたものは何か?

( 以下、インタビュアー池田:A, マチルダ:M )

France interview writer

A: マチルダが日本に来てもう一年経ちますね!改めて伺いますが、日本はいかがですか?

M: 楽しいですよ!私は今まで様々な国を見てきましたが、日本は最も美しい国の一つだと思います。美しい建物、知られざる秘境など、この国は見るべきものが多くあります。

A: なぜパートナーと日本を一年間かけて旅行しようと決意したのですか?

M: フランスでは学生期間中に1年間休みを取って旅行をする慣習がありますが、私も彼も当時勉強がとても忙しく、卒業後すぐに就職して猛烈に働きました。30歳を目前にして少しライフスタイルを変えたいねと彼と話し合い、2015年に一度彼と日本に旅行に来た時に東京、京都、大阪、奈良ととてもクラシックな旅行をしたので、帰国して1週間後に、この国を隅々まで知ろうと話し合い、今に至ります。私も彼も日本の文化にとても魅了されており、欧州ではシークレットカルチャーというイメージが強いです。

A: では、今まで体験した中で最も感銘したシークレットカルチャーとはなんですか?

M: 欧州を異なり、商店街の中に鳥居があり、どんな田舎に行っても神社や寺があるような宗教が人々の日常生活の中にリンクして溶け込んでいるところです。昨年私の両親が1ヶ月ほど来日したのですが、来日前は、そんなにたくさんの神社仏閣を見なくてもいいと言っていたのですが、来てみるとどの神社も寺も建築が違う、歴史が違う、庭園が違う。彼らもとても魅了され、もっともっと神社や寺を見たいというようになりました(笑)

A: これまでどこに行かれましたか?

M: 関東甲信越、関西エリア一帯は彼とも訪問しましたし、両親とも行きました。昨年の夏は車を1ヶ月借りて九州横断旅行、後沖縄にも1か月いました。たまたま夏休みとぶつかっていたので、どこへ行くにも事前に予約したりリサーチしたりしなければいけなかったのですが、とても良い経験でした。

A: 旅行した中でどこが一番好きですか?

M: 日本のすべてを行ったわけではないのですが、経験上では九州というエリアを特に気に入ってます。福岡という都市、美しいビーチ、阿蘇・高千穂・屋久島のような美しい自然など全てが揃っているという印象を受けたからです。

A: 日本に興味を持ったきっかけはなんですか?

M: 私の叔父が日本人と結婚して今はカナダに住んでおり、一度家族と彼らに会いに行った際、彼女が寿司、天ぷらなどとっても美味しい料理を作っておもてなししてくれ、そこから日本料理、日本のデザイン、和紙、着物などエレガントな日本文化に興味を持ち始めました。アニメや漫画が理由ではありません。

A: 素晴らしいですね、和紙ひとつにとっても、地域によってパターンや製法も違うので是非深いところで紹介したいですね。ここからは、あなたの旅行行動についてお伺いさせていただいてもいいですか?

M: 普段はgoogle検索して、ブログから情報を取っています。TripAdvisorは見ません。宿泊は観光地よりも住宅地に住んでローカルな気分を味わいたいと思っています。

French writer interview

A: 旅館、民宿、ホテルだとどちらを選びますか?

M: 旅行する期間によりますが、もし週末での旅行を考えるなら、経験したいので、旅館や民宿を選ぶでしょうね。旅館は温泉があるからリラックスできるし、民宿は地元の人に出会るのが利点だと思います。

A: 日本のガイドブックは何か持っていますか?

M: 1年間旅行をすると決めた時に、Le Guide de routard au Japonを買いました、これはフランス人の典型的な行動なのですが、でもLe Guide de routard au Japonで紹介されている店が閉まっているなど情報がアップデートされていませんでした、私の両親はLonely Planetを持っていましたが、これよりは良いガイドブックだったという印象があります。ガイドで概要を掴んで、具体的な情報はインターネットで収集するのが良いと思います。

A: ミシュランガイドはどう思いますか?

M: ミシュランガイドは正直みんな見ないと思います。フランス人の典型的な行動として、世代関係なく贅沢よりも地元での経験、短期間よりも長期間旅行という傾向があります。ミシュランスターはすべて贅沢に着飾られたところばかりなので、旅行とはあまりマッチングしないと思います。

A: 知らなかったです!!!

M: 他に面白いフランス人の行動として、フランス人は海外旅行する時に他のフランス人に会いたくないのです。自分だけが知っている貴重な経験を求めているので、人里離れた山の中でフランス人一人という環境などを好みます。この点は、アメリカ人と異なる性格かと思います。

French writer interview

A: 私も同じ性格かも(笑)でも言語の壁についてはどう思いますか?

M: 全く問題にならないから、気にするべきではないと思います。和歌山の民宿で、民宿のおばさんとGoogle翻訳を使って1時間も会話したんです!多くのフランス人は英語も話せないので、ロストイントランスレーションという環境にとても慣れています。

A: 地元のバスの時刻表とか日本語表記しかない場合はどうしますか?

M: Google翻訳アプリは私の友達です。写真を撮って、文字をトレースすると、高い精度で翻訳してくれます。あとは、これを使って人に聞いたりしています。Googleを使えば、なんでもできますよ。

A: 素晴らしいですね!通信環境についてはどう思いますか?

M: Wifiはあったら便利かもしれませんが、Simカードがあるので必要ないと思います。ローカルアプリは使わないと思います。ブログのような経験に基づいたコンテンツをインターネットで配信するのが良いかと思います。雑誌のようなものは情報が残らない。常に情報が誰もが見れるように用意すべきだと思います。

A: フランス人の旅行スタイルについてはどう思いますか?

M: ほとんどの人は東京を起点に京都に行って終わると思いますが、日本にはたくさん見るべきところがあるので残念です。東京から近いところにこんないいところがあるというアプローチでもっともっとアピールするべきです。それがフランス人のオンリーワンを求める性格にマッチしているからです。

A: マチルダの説明を聞いてよく理解できました。最後に、これを読んでくださっている皆様に何か一言お願いします。

M: すべての地方自治体の皆様にお伝えしたいが、自分たちのことを信じてもっと観光地をアピールしていただきたいと思います。私の母は来日する前、私のポジティブな経験や写真を見て、自分も同じように感じなかったらどうしようと不安を抱いていましたが、来日しどこに行ってもすべてのものに感動し、今でも毎日、また日本に行きたいと夢見て、日本料理を研究し作っています。彼らががっかりすることなんてないと思います。人々は親切で安全、オーセンティックな日本をこれからもっともっと多くのフランスの人々に見て欲しいと願っています。

A: 私もマチルダと両親がまた日本に戻ってきてくれる事を願っています!

本日はどうもありがとうございました!

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