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Focus Interview: Case#1 Nina ( USA+Japan)

日本人の母とアメリカ人の父と持ち、幼少期を日本、思春期をアメリカで過ごしてきましたニーナは言語的にもメンタル的にもパーフェクトなバイリンガル。2つの祖国を持つ彼女から見る日本、旅行スタイル、そしてインバウンド業界への本音について迫ります。

( 以下、インタビュアー池田:A, ニーナ:N )

American Travel Writer

A: 自己紹介をお願いします。

N:カタルド・ニーナと申します。今回は日本に住んでちょうど1年になりますが、8歳まで日本、大学時代も5か月間日本にいました。

A: アメリカはどちらに?

N: オレゴン州ポートランドです。大学はシアトルでした。

A: アメリカでも今一番アツイところですね!!シアトル/ポートランドはマーケットとして私も非常に注目しています。大学では何を専攻していましたか?

N: ストラテジックコミュニケーションです。そこでは、マーケティング、広告、クリエイティブライティングを学んでいました。

A: 我々の領域ですね、現在の職業をお伺いしてもいいですか?

N: 日本の出版社で英語教材のエディターとライターをやっています。今は来春に発売する本の制作の佳境で大忙しなのですが、弊社の教材がまたヒットしているようなんです。

A: 英語教材のDUOですよね、私もDUO世代です。大学受験中のバイブルでした!フルタイムのお仕事がある中で、なぜ弊社のライターに応募してくれたんですか?

N: 仕事はとても楽しいですがテクニカルライティングなので、大学から学んでいたクリエイティブライティングの機会を作りたかったのと、Japan×Travelの分野に興味があり、またIGLOOOはベンチャー企業で、会社設立に至る経緯や成り立ちを知りたかったためです。

A: 弊社に興味を持ってくださってありがとうございます(笑)そういえば何故アメリカでなく日本に就職を決めたんですか?

N: 自分のバイリンガルである事を最大限に生かし、グローバルなところで自分のキャリアを磨きたいと思ったからです。

A: 東京はグローバルシティなので、良い選択だと思います。休みの日に旅行とか楽しんでいますか?

N: はい!おかげさまで。今まで色々なところに行ってきましたが、特に山口県の周防大島と岩国がお気に入りです。

A: またなんで!?

N: 岩国でたまたま入ったジャマイカレストランのご夫婦がとってもとっても暖かく、周防大島では、たまたま通り掛かった車に声をかけてくださり、一人で歩いていたので不憫に思ったのか乗せてくれたんです、お土産までいただいちゃって(笑)岡山県の日生で牡蠣の養殖場を橋の上から見ていたらおじさんが近くに来てくれて牡蠣の養殖の仕方を1から10まで教えてくれました。あ、もちろん日本(は安全)だから車に乗っちゃったんですけど。

A: スペシャルな経験ですね!でも失礼な事を聞いてしまうのですが、声をかけてくださった方はニーナを見て外人さんだという反応は示さなかったのですか?

N: それが面白いことに、「あんたハーフなんだね!って言われたんです。日本人の血が混じっているという仲間意識を持って話しかけてくれて、東京ではハーフだと外国人だと見なされちゃうけど、それがすごく嬉しかったです!

A: ハーフ=外国人って意識されちゃう事についてはどう思いますか?

N: アメリカだとミックスが多いから感じることはないけど、ここでは純血でないと日本人じゃないって言われるのが辛かったです。日本ではよく白か黒で判断されちゃうんですが、今では日本全人口の3%は混血。去年のミスジャパンもハーフだから、様々な事をきっかけにハーフも受け入れてくれる社会になってほしいとは思いますね。

American Travel Writer

A: 日本のおもてなしについて、どう思いますか?

N: 日本でのおもてなし=「そんなにしなくてもいいのにしてくれる」と感じています。それは受け手にとって、いい時と悪い時があるかと。

A: 確かに。私も海外のお宅にお邪魔すると、よく’ Make yourself at home’と言われて本当に何もされないですよね(笑)それが居心地がよくのびのびとできたと思います。

N: そうそう、私もアメリカで、学生時代友人宅にお泊まりすると親は何も構わない。でも私の家では、お母さんが料理を振舞い、布団も敷いてくれる。ゲストを特別に扱うのが日本流だと感じました。

A: 長期滞在をする人にとっては逆に申し訳なく思ったりするので、受け入れ側も適度を息を抜くと良いかと思うんですけどね。

N: でも東京と田舎のおもてなしは違うと思います。東京はお客様をキングとクイーンのように扱うけど田舎はもっと、自然体。みんなの中に受け入れてくれている感じがするから、私は田舎のリラックスしている感じが好きです。

A: 日本の田舎は好き?

N: はい、オーセンティックな雰囲気を感じます。正直、大都会って世界どこでも一緒。自然や田舎の景色こそ街には見つからないユニークさがあり、国から国、村から村で人々の生活様式は違う、その違いを見るのが楽しいです。

A: 日本の旅行をするとき、どうやって情報収集して計画しますか?

N: とりあえずグーグルですね。フライトはSkyscanner、宿はCouchsurfing, Hostel world, Airbnb、実はじゃらんなどのパッケージはつい最近まで知りませんでした。宿+交通のパッケージをあまり他言語化して同じ情報が出されていない感じがするのでフェアにしてほしいなと思います。現地についてからは、公共機関のWifiって登録するまで手間だから使わないですね、現地のアプリも使いません。ウェブサイトさえあれば十分だと思います。 むしろ地域の人たちのふれあいや体験がしたいので、そういう情報をもっと出してほしいですね。

A: 観光地検索は?

N: グーグル、あとは知り合いに聞いたりします。TripAdvisorは商業化されすぎている印象があるから見ません。Lonelyplanetのガイドブックは今はもう買わないけど、昔はよく使っていました。おすすめするところは結構どこも良かったと記憶しています。

A: 必要な情報は?

N: 私は海外に行く時に、必ず現地の挨拶の仕方、服装、エチケットなどを確認して失礼のないようにします。なので、エチケットルールブックはすごくいいと思います!

A: アメリカの中で日本は魅力的な観光地?

N: だと思います。びっくりしたのは、大学の友達がよく日本に旅行に行っています。昔はアジアの安い国とかメキシコが典型的な旅行先でしたが、なぜだか今はみんな日本へ行きたがっています。クールな場所らしいですよ!

A: お友達が来日したらどこをオススメします?

N: 1か月丸々東京っていう人多いですけど、俄然阻止するようにしています(笑)!!みんな知らないだけなんです、個人的には私が人とのふれあいで良かった富山、福井、石川、広島、山口辺りをオススメしますね。そこで本当の日本を見てほしいと思いますし、私がした良い体験を友達にも味わって欲しい。

A: まさに、今、Voyaponでやってきてくれている事が影響力があるのでは?

N: 今の時代、写真を見せるだけじゃ人の心は動かない。そこに行って何をして、誰に会って、どんなことをしたかということを伝えるプラットフォームが必要。最近、Airbnbは体験プラットフォームを作りましたが、それは時代のニーズにぴったり合っていると思います。

American Travel Writer

A: でもプラットフォーム以前に外国人お断りなところが多いのも事実。言語がわからなくてうまくおもてなしできないから断るという思考回路です。どうすればいいでしょう?

N: そこを私も懸念しています。日本のおもてなしをフルにする必要はありません。

間違いを恐れず、言語がわからない中でもそのインタラクションを楽しんでほしい。

A: その意識をどう変えれば良いと思いますか?

N: 日本人も国内旅行をどんどんして、どんどん世界からくる旅行客と交わるべきだと思います。海外の方に人気のある旅行地に出かけて、人気のあるゲストハウスに泊まる。日本人は海外旅行が好きだけどわざわざ海外に行かなくてもグローバルになれるチャンスはどこにだってあります。

A: 同感です。間違ってもいいからトライする勇気がなければ、みすみす大きなチャンスを失ってしまう。すべては自分次第だと思っています。

N: 私が以前泊まった日光のホステルも、オープンして数年経つのに宿泊してくれた日本人が今までで8人しか来たことないって言ってました。もったいないですよね。自分の家にいながら、国際的になれるチャンスを是非つかんでほしいと思います。

A: 我々もその「国際化」にどう貢献できるかが勝負だと思っています。本音を色々聞けて楽しかったです。

N: こちらこそ。どうもありがとうございました!

編集後記:

弊社のエースライターとして大活躍のニーナの普段しれない本音が聞ける絶好のチャンスとなりました。人と人との心の触れ合い、その土地の文化を知る事を旅の醍醐味だと感じており、それを欲しているのはきっとニーナだけではないと思います。彼女のアドベンチュラスな心を媒介する事によって、今後どんどん素敵な記事が読むことができるかと思うと今からとても楽しみです!

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